2013年11月19日火曜日

つながり、 伝える


晩秋色が濃くなりだした小峰公園です。
時折、谷戸を吹き抜けていく風にあおられて、
木の葉が舞い散ります。
逆光で眺めると なんと美しいこと!


そんな谷戸にある ふれあい広場の一画に
なにやら お触れ書が・・・


          この地に 江戸野菜  育てる事 奨励す
 
 

実は ふれあい広場に於いて、
江戸時代より伝わる 「江戸野菜」の展示栽培を実施しています。
 
 
小松菜をはじめ、
子安三寸人参
練馬大根
東京長かぶ
滝野川牛蒡
亀戸大根
 

お江戸の野菜たちが育っています!
 
「昔は 大根は辛いもんと決まってたんだがねぇ・・・」
と、畑を眺めていた初老のおじさま。
 
確かに幼いころに食べた大根は辛かったです、ハイ。
 
そして、おじさまは最後に・・・
「タネを残し伝えていくのが大変なんだよな」
 
そうなんですよねぇ。
伝わらず絶えてしまったら、それでもう終わりなんです。
野菜も ほかの生き物も みんな命あるものは、
つながり 伝わっていかないと絶えてしまうんです。
私たちの生活や文化にも同じことが云えるかもしれませんね。
 

亀戸大根が発芽しはじめました。
これも江戸時代より つながり 伝わってきた、
いのち と文化のすがたです。
 
是非、見に来てください。
 
 
 鈴木 レンジャー