2014年10月29日水曜日

冬鳥がやってきた

昼夜の気温差が大きくなり、園内の落葉樹の葉が色づいて
きました。



































紅葉の代表種であるモミジ類の本格的な見頃は、まだ先にな
りそうですが、桜尾根にあるオオモミジは梢の葉が赤くなりはじ
めていました。現在は黄色や朱色に色づくケヤキを楽しむこと
ができます。



















秋が深まり、冬の訪れが近づくにつれて渡り鳥が飛来しはじ
めています。ビジターセンターの周辺では、冬鳥のジョウビタキ
が「ヒッ、ヒッ、ヒッ…」と盛んに鳴いて、なわばりを主張していま
す。数日前にオスの飛来が確認されたばかりですが、本日は
近隣の民家のアンテナ先にとまるメスを確認することができま
した。ドングリ眼(まなこ)が、とても可愛いですね!

紅葉や野鳥観察のシーズンは、まだまだこれからです!
爽やかな秋晴れとともに、みなさまも秋の自然散策を楽しみに
小峰公園に足を運んでみてはいかがでしょうか?

畑田レンジャー








2014年10月28日火曜日

小峰公園の愛称が、もうすぐ決まります!

先月、本ブログでも告知の記事を掲載していた、
小峰公園の愛称募集が、10月5日(日)をもって終了となりました。

☆前回の記事は、こちら!→http://komine-n-info.blogspot.jp/2014/09/blog-post.html


引き続き、10月18日(土)から11月3日(月)にかけては、
最終選考候補となった5点の中から、
最も適した愛称を選ぶための投票を行っています。



















投票結果の発表は、11月9日(日)に小峰公園にて行われる
「収穫市(9時30分~農産物がなくなり次第終了)」にて行う予定です。
※雨天中止、少雨決行


なお、ご投票いただいた方の中から先着200名様にエコバッグと、
もれなく全員に、収穫市の中で行われる抽選会の参加券を差し上げています。

抽選会の景品は地元特産の、ひのはら紅茶、秋川牛ビーフカレー、
多摩のアカシア(はちみつ)などを予定しています(空くじなし)。

さらに、収穫市では、農産物(野菜など)の販売、里山暮らし体験なども行います。


皆さまのご来園を、心よりお待ちしております!

2014年10月27日月曜日

里芋収穫!



    10月26日(日) 秋晴れ


「曇りがちで にわか雨もある」 との予報でしたが、
朝からスカッと秋晴れとなった小峰公園では、
畑で育てていた里芋の収穫イベントがおこなわれました。


ケモノの多くは わたしたち人間が収穫する直前に、
一番おいしいときをねらって やって来るといいます。

イノシシが本気を出して 体当たりしてきたら、
トタン板の柵など吹き飛んでしまいますからね。

正直、収穫当日の朝まで ヒヤヒヤしていました!







結局のところ イノシシの襲来もなく ひと安心。

さぁ、待ちに待った収穫のときです。

まずは 里芋の茎や葉などの地上部を刈り取り。

大きな葉っぱが たくさん茂りましたが、
お目当てのイモは まだ土の中です。
見えないだけに ちゃんと出来ているのか、
不安は拭えません。







刈り取った根元を スコップで掘り上げると・・・


おぉぉ  イモだぁ!  サトイモが出てきたぁー!


いっぱい 付いてるねぇ。

足もとをよく見てッ、
まだ いくつも ころがっているよ!








早く食べてみたいけど、
まずは 泥んこのイモを洗わないとね。

今回は 昔ながらの里芋の洗い方で やってみました。


桶に水をはって そこへ里芋を投入。

あとは 板をゆすりながら ガラン ゴロン、ガラン ゴロン・・・

みんなで交代しながら ガラン ゴロン、ガラン ゴロン!








そして きれいになった里芋を 茹でていただきます。

和食では “きぬかつぎ” ってよばれる食べ方なんだけど、
畑の横で 茹でたての 熱々の里芋を食べるのに、
そんな洒落た呼び名は 無縁。

薄皮を つるんッ と剥いて、
口の中に放り込みます。

しょう油や塩を ちょっとつけると さらに美味しい!


あぁ、  里芋の味・・・  里山の味・・・








5月からはじめた 「里山暮らし体験 おいしい野菜作り!」は、
バケツ3杯の里芋と バケツ1杯の落花生の収穫で 終了!

途中、動物たちによる食害や日照りの渇水に見舞われ、
里山での野菜作りが どれほど大変なものかを、
みんなで 身をもって感じられた 野菜作りでした。





 鈴木 レンジャー (たか)

2014年10月21日火曜日

稲刈りを行いました

小峰公園で年間を通して行なっているイベント「谷戸田の稲作
は今回で6回目を迎えました。晴天に恵まれ、絶好の稲刈り日和
となりました。



















先日の台風で谷戸田の稲は、たて続けに強い雨風にさらされ
ましたが、そんな状況にも負けず、無事に稲刈りを迎えること
ができました。



















収穫直前の稲です。4月の籾まきから半年が経ち、小さな種籾
が立派に成長しました。



















大雨でぬかるんだ谷戸田は、参加者のひざまで泥がつかり、
まるで田植えの時のようです。カマを初めて使う参加者もいた
ようですが、刈り取った稲を泥で汚さないように丁寧に刈り取っ
ていました。



















収穫した稲は、一旦ブルーシートの上にきれいに並べます。
「何キロ取れたかな?」 参加者全員で収穫量を予想しました。



















午後は「はさかけ」作業です。まずは叩いてやわらかくしたワラ
で稲をしばって束ねます。



子供たちが、束ねた稲を楽しそうに次々と木の台にかけていき
ます。



















「はさかけ」の完成です!このように稲を逆さまにして天日干
しすることで、お米がとてもおいしくなるそうです。
「無駄のない昔の人の知恵に脱帽です。」
「収穫した稲がはさかけされた光景はとても感動しました。」
参加者からは、そのような感想が聞かれました。

小峰公園内では、木々の葉が徐々に色づき始めています。
秋の谷戸田の風景を楽しみに、ぜひお越しください。

畑田レンジャー







2014年10月14日火曜日

台風19号の影響について



















台風通過後の小峰公園では、目立った倒木被害などはござい
ませんが、現在スズメバチの活動が盛んで、一部園路が通行
止めとなっております。

詳細な情報につきましては、小峰ビジターセンター内で発信し
ておりますので、園内をご利用の際はお立ち寄りいただくか、
事前にご連絡をお願いいたします。また新たな情報が入り次
第、レンジャーブログにてお知らせいたします。

小峰ビジターセンタ

夕日に照らされて…



















台風19号が過ぎ去った、本日のあきる野市は、午前中から、
清々しい青空が広がり、特に夕日がとても綺麗でした。



















その美しい夕日に照れされ、風にゆれながら輝くススキ…
なんとも秋を色濃く感じさせてくれる情景です。

遠くから聞こえてくるモズの高鳴きや、収穫間近の谷戸田の
稲など、小峰公園は日に日に秋が深まっています。

畑田レンジャー

2014年10月12日日曜日

2014年度第2回ボランティア・スキルアップ研修会を開催しました


小峰公園では、年間を通じてさまざまな自然体験活動が行われており、
それらのサポート役として、ボランティアさん達が活躍しています。

より良いボランティア活動を進めていくために、7月に引き続き、
先日、今年度2回目となる、スキルアップのための研修会を開催しました。



















今回のテーマは、クラフト。

現在、毎月第1日曜日に定期開催している、
「里山ミニ教室」の午後のプログラムで、
リピーターさんも数多くいらっしゃる人気の講座です。

※クラフトに関する詳細はこちらをご覧ください
http://komine-park.sakura.ne.jp/mini_class.html


まずは、レンジャーも交えて、アイスブレイクを兼ねた自己紹介をしました。



















いつも顔を合わせているメンバー同士とはいえ、
ふだんの活動だけではわからなかった意外な面が見えて、
より打ち解けあうことができ、楽しい時間となりました。


その後、グループに分かれて、実際にクラフト企画を行いました。



















プログラム制作の要である「ねらい」や「導入・展開・まとめ」を
しっかりと定め、どの企画案も高い完成度で仕上がりました。



















せっかくみんなで考えた企画案を、
この研修会だけでお蔵入りさせてしまうのはもったいない!

ということで、2014年度の1月と2月の里山ミニ教室では、
今回の企画案を基にしたクラフトを行う予定です。

詳細が決まり次第、HPなどでお知らせいたしますので、
どうぞお楽しみに!!


伊藤レンジャー

2014年10月8日水曜日

トタン板



穏やかな 秋の一日。


お友達といっしょに 遊びに来てくれたんだね。

広場の横で ちょっと 大きな音がするけど、

ビックリしないでね!







ふれあい広場の片隅にある畑では、
今月末の収穫へ向けて 里芋が育っています。

その里芋を楽しみにしているのは人間だけではなく、
イノシシも楽しみにしているのです。

そして人間よりも先に 完食・・・。




きょうは そんなイノシシから里芋を守るために、
園地管理のスタッフと共に 獣害防止柵をつくりました。

既製品の電気柵ではなく、
昔ながらのトタン板で囲ってしまう方法です。

つくりは 至ってシンプル。

杭をしっかり打ち込んで、
トタン板を杭に留めるだけ。


小峰の谷戸に 杭を打つ音が響きました。






里山の畑では通常 畑全体をトタン板で囲みますが、
今回は死守する株だけに限定して 囲んでみました。

このトタン板は 廃材をわけていただいたものです。

赤茶けた錆び具合が 堪らなくサトヤマチック !








ここまで成長したら もう手を加える必要はありません。
あとは イモが肥えてゆくのを待つばかり。

はたして 里芋をイノシシから守り、
無事 収穫にまでたどり着けるのか・・・



    to be continued




 鈴木 レンジャー (たか)




2014年10月5日日曜日

里山ミニ教室 10月の報告&11月の告知

小峰公園では、毎月第1日曜日に「里山ミニ教室」
というイベントを開催しています。

当日申し込みで気軽に参加でき、
午前の部はガイドウォーク、午後はクラフトと、
それぞれの体験を通して小峰公園の
四季折々の自然にふれることができるイベントです。


今回は、10月の里山ミニ教室の様子をご報告します。

※ガイドウォーク「秋のキノコ観察会」は悪天候のため中止でした。


クラフト「すすきのフクロウづくり」

小峰公園のススキを使って、ふわふわ可愛いフクロウづくりをしました。

まずは、フクロウについてのミニレクチャー!
フクロウの特徴やおもしろい生態などについてのお話をしました。



















本物のフクロウの羽根に、皆さん興味深々の様子でした。


続いて、ススキを使ってのフクロウづくりです。





















親子で協力し合いながら、各々のペースで工作を楽しんでいました。

目をウインクさせたり帽子をかぶせたりと、個性豊かなフクロウの完成!!



















今回は天候が悪い中での開催となりましたが、
「フクロウづくりを楽しみに来ました!」という方や
毎回のように参加してくださっている方などにお集まりいただき、
本当にありがとうございました。


次回の里山ミニ教室は、11月2日(日)開催です。

ガイドウォーク「赤トンボ博士になろう!」
クラフト「葉っぱのコースターづくり」

詳細が決まり次第、またHPにてお知らせいたします。
来月も皆さまのご参加を、お待ちしています!


伊藤レンジャー