2017年5月29日月曜日

里山ミニ教室5月の報告&6月の告知


小峰ビジターセンターでは、
毎月第1日曜日に「里山ミニ教室」
というイベントを開催しています。

当日申込制で気軽に参加でき、
午前の部はガイドウォーク、午後はクラフトと、
それぞれの体験を通して、
四季折々の自然に触れることができるイベントです。

今回は、5月7日(日)に実施した里山ミニ教室の様子をご紹介します。


ガイドウォーク『初夏の谷戸田と水辺の生きもの』



ガイドウォークでは、オタマジャクシやメダカといった
水辺の生きものをテーマに実施しました。

今回は、小峰公園ボランティアのメンバーが
ガイドウォークを担当しました。



小さなビンを使って、オタマジャクシを
さまざまな角度から観察しています。



次は谷戸田の上の池でメダカ観察をしました。
観察のあとはボランティアのメンバーによるメダカクイズ!
なんとメダカは、海にくらすサンマやトビウオの仲間なのです。
これには参加者の皆さんも驚いていました。

観察やクイズを通して、生きものたちの
新たな一面を発見できました。


クラフト『空までとどけ! 鯉のぼり』

午後のクラフトでは、5月らしく「端午の節句」
にちなんで、鯉のぼりをつくりました。



クラフトを行う前に、展示ホールにある水槽の前で
「コイ」とはどういう生きものなのか、
コイの仲間の小魚を観察しながら解説をしました。

コイについての解説が終わったあとは、
さっそく鯉のぼりづくりに取りかかりました。



「本物の魚そっくりにつくろう!」
「鯉のぼりの色をカラフルにしよう」
参加者の皆さんはいろいろなアイディアを出しながら、
とても楽しそうに鯉のぼりづくりに取り組んでいました。



最後は個性豊かな鯉のぼりができあがりました!



次回の里山ミニ教室は6月4日(日)開催です。

ガイドウォーク『初夏の森でつくる 緑のカラーチャート』
クラフト『コケぼっくりをつくろう!』

詳細は以下のURLをご覧ください。

http://komine-park.sakura.ne.jp/mini_class.html


来月も皆さまのご参加をお待ちしています。

(宮嶋レンジャー)

2017年5月11日木曜日

谷戸田の稲作(1)「説明会、籾まき、田おこし」


小峰公園では、年間を通して一連の稲作を体験し、

”つくって食べる”よろこびを味わうプログラム「谷戸田の稲作」を

園内の谷戸田にて行っています。


今回は、4月23日(日)に行われた「第1回 説明会、籾まき、田おこし」の

様子をご紹介します。



当日は、春らしいうららかな陽気につつまれ、

野外で活動するには絶好の天気となりました。


まずは、室内にて説明会を行ってから参加者の自己紹介。

初めは、住んでいるところが近かったり、同じ学年の子がいるなどの、

共通点をきっかけにし、徐々に全員が打ち解けられたようでした。






和やかな雰囲気になったところで、

会場を外に移し、次は”もみまき”をしました。

まずは、みんなで芽の出たお米一粒一粒を手に取り、よく観察します。




1mmほどの芽を出した種もみ。

この後、根を出し、芽は茎となり、大きな苗に成長していきます。

種もみを蒔いたら、寒くないように土の布団をかけてあげて、

大きく成長してね!と願いを込めてたっぷりの水をあげました。





午後は谷戸田で田おこしをしました。

まずは、くわの使い方をしっかりと教わり、

いざ、田んぼの中へ!





泥に足をとられながらも、みんなで

一生懸命田んぼを耕しました。

土を耕すことで、昨年の稲の切り株や

稲わらなどを燃やした灰などの肥料が混ざり、

栄養たっぷりの田んぼになります。

おいしいお米づくりの第一歩!


無事に終了しました!


次回は5月下旬に「代かき」を行います。


(梅垣レンジャー)



2017年5月8日月曜日

オタマジャクシ成長記


(2017年2月21日・谷戸田下の池にて撮影)

今から約2ヶ月前の2月なかば。
まだ寒いなか、谷戸田には
たくさんのヤマアカガエルたちが集まっていました。


(2017年2月23日・谷戸田にて撮影)

それから数日後。
水の中には、多くの卵が残されていました。
カエルたちは卵を産むために谷戸田へと集まっていたのですね。


それから季節が進み、いまでは…



(2017年4月、谷戸田下の池にて撮影)

卵は立派なオタマジャクシに成長しました。
尾びれを力強く振りながら、水の中を自由に泳ぎまわっています。

春の水辺はとてもにぎやかです。


(2017年4月、谷戸田下の池にて撮影)

これから季節が進むと
オタマジャクシにはやがて手足が生え、
尻尾もどんどん短くなります。
いつかカエルに成長し、この池を去る日がくるのでしょう。

※小峰公園では生きものの採集を禁止しています。
オタマジャクシの観察をしたあとは、持ち帰らず
もといた場所に返すようにお願いします。


宮嶋レンジャー