2016年5月7日土曜日

田んぼの営み

6月の田植えに向けて、準備がはじまりました。
田んぼを水いっぱいにすることで、泥を軟らかくしています。





















水がいっぱいになった田んぼは同時に、
生きものが集う場所になります。




















五月晴れの空を、連想させるような青色
ホソミイトトンボが飛び交っていました。オスとメスが連結して、
水面付近の植物に卵を産みつけます。
メスを奪おうと別のオスが、産卵中のペアの周りを飛び回る
シーンがみられ、トンボのなわばり争いの壮絶さを物語ってい
ます。




  

















田んぼの周辺から聞こえる“コロコロコロ”という鳴き声…
シュレーゲルアオガエルも出会いの季節を迎えました。
体の大きなメスに、オスが抱き着いています。

この後、5月から6月にかけて、田んぼのあちらこちらで、
白い泡状の卵塊(らんかい)をみられるようになります。



















お米作りを続けることで、育まれる生きものの営み”…
一年で、田んぼがもっともにぎやかになる季節です!
小峰公園にお越しの際は、ぜひ田んぼまで足を運んでください


畑田レンジャー



2016年5月4日水曜日

純白の大輪

本日、関東は真夏日になり、園路を歩くと少し汗ばんで
しまいます。園内では、木々の緑が徐々に濃くなってきました。

















少し休もうと足を止めると、森を吹き抜ける風にのって、
とても甘い香りがします。

















香りを辿って顔を上げると、そこには純白の大輪の花…
ホオノキの花が一斉に開きました。

花の寿命はとても短く、数日で黄色く変色してしまいます。

白い大きな花と甘い香り…
その両方を楽しみたい方は、ゴールデンウィーク中にお越し
ください!

畑田レンジャー
 

2016年5月3日火曜日

里山ミニ教室5月の報告&6月の告知


小峰ビジターセンターでは、
毎月第1日曜日に「里山ミニ教室」
というイベントを開催しています。

当日申し込み制で気軽に参加でき、
午前の部はガイドウォーク、午後はクラフトと、
それぞれの体験を通して
四季折々の自然にふれることができるイベントです。

今回は、5月の里山ミニ教室の様子をご紹介します。


ガイドウォーク『水ぬるむ谷戸田を楽しもう』

今回のガイドウォークでは、
谷戸田やその周りに住むいろいろな生きものを探したり、
里山の人と自然の関わりについてのお話をしました。



当日はとても良い天気に恵まれ、
アメンボやメダカ、ザリガニなどが活発に動く様子を
見ることができました。



特に、オタマジャクシのお腹のうずまき模様は、
大人にも子どもにも大人気!

みんなじっくりと観察していました。





クラフト『鳥の巣オブジェづくり』

5月は野鳥たちの子育てシーズンということで、
今回のクラフトでは鳥の巣オブジェづくりを行いました。

大人チームと子どもチームに分かれて
それぞれ鳥の巣と、中に入れるヒナ鳥をつくりました。



大人チームは親鳥の気持ちになって、
クズのツルを使い、ヒナ鳥のための巣を編んでいきます。



子どもチームはアクリル毛糸をくるくるまるめて、
ヒナ鳥マスコットづくりです。



最後に、ヒナ鳥が巣立ちするまでの流れを絵本で見ながら、
身近な野鳥との接し方についてみんなで考えました。



家族や友達同士で協力し合って、
それぞれ素敵な鳥の巣オブジェが完成しました!


次回の里山ミニ教室は、6月5日(日)開催です。

ガイドウォーク『梅雨の合唱団 カエルを探そう!』
クラフト『ササでつくる コロコロ迷路』

詳細は以下のURLをご覧ください。
http://komine-park.sakura.ne.jp/mini_class.html


来月も皆様のご参加を、お待ちしています!


伊藤レンジャー