2010年9月25日土曜日

飛び跳ねる生き物

はじめまして。笠松レンジャーです。
ぐっと寒さの増した秋晴れの小峰公園では、ようやく稲穂が膨らみ始めました。


















この時期、谷戸田周辺を歩いてみると、元気良く飛び跳ねる生き物に出会うことができます。
コバネイナゴやハネナガイナゴなどバッタの仲間たちです。











← コバネイナゴ



稲の葉を食べてしまい、害虫として位置付けられてきました。
もちろん他のイネ科の植物も食べます。

昔は、大量に発生するこの時期に網で捕まえて、佃煮などにして食べられてきました。
現在でも、食べられている地域はたくさんあります。
小峰公園では、カエルやモズなどの野鳥がイナゴを食べて生息しているので、駆除はしていません。自然の生態系にお任せしています。

谷戸田周辺を歩くだけで、簡単に見つけることができます。
皆さんもぜひ観察をしに、小峰公園にお越し下さい。

ヒガンバナも見頃を向えています。





←ヒガンバナ
   (見頃)




笠松レンジャー


2010年9月16日木曜日

秋雨に咲く

はじめまして。村上レンジャーです。
今回は小峰公園の開花情報をお届けします。

今日は、朝から雨が降りつづき、公園のなかもひっそりとしています。
見まわりで桜尾根をのぼっていると、霧が立ち込め、まるで深い山の中に迷いこんだ様です。


足元では、鮮やかな秋の花が秋雨にしっとりとぬれ、いつもとは違った表情。
桜尾根にはこんな花が咲き始めていました。

 

レモンイエローの花色がやさしげな、「キバナアキギリ」です。

低い山に多い花で、口をぱっくりあけたような花をつけます。
花壇でよく見る園芸種のサルビアの仲間です。花の形やつき方がよく似ています。
あちこちに花芽がのびだしており、もう少ししたら桜尾根の主役になりそうです。

そのほか、いま園内で咲き始めている秋の花々をご紹介します。  

ツリフネソウ
 (そろそろ身頃)
ミゾソバ
(咲き始め)

ノハラアザミ
(そろそろ見頃)

 ↑クリックすると大きな写真が見られます。


いつもと違った景色に出会える雨の日の散策、おすすめです。
だだし枯葉などですべりやすいので気をつけて、
足元はしっかりとした靴で、おこし下さい。


村上レンジャー



2010年9月10日金曜日

ジョロウグモ

こんにちは、林レンジャーです。
続いていた猛暑も先日の雨以降少し和らいでいるようで、
園内を歩くのもずいぶん気持ちよく感じます。

さて今日も園内を歩いていたところ、ヤマハギやオミナエシ、ツルボ、ヌスビトハギなど秋の花がよく見られます。
また、園内でよく見られるのはこちらのジョロウグモ。




どうやらジョロウグモは恋の季節に入り、オス、メスが同じ巣のなかにいます。
しかし二人仲良く・・というわけでもないようです。
大きさをみていただくと、断然オスの方が小さいですね。
どうやら下手するとオスはメスに食べられてしまう事もあるそうです。。
様子を伺いながら、交尾のチャンスを待っている。という状況なのです。。

生物の世界では、メスがオスを選ぶ。という事がよく見受けられます。
メスはなにかを基準に見定めている、のでしょうか。
こんなカップルのドラマから目が離せませんね。

林レンジャー