2016年10月27日木曜日

はじまったよ




もう 夏日は終わりかな?


寒かったり  暑かったり、

夏なの?   秋なの?


まだ 冬ではないよな。










秋川の小和田橋付近では ケヤキの紅葉がはじまったよ。


そう、まだ はじまったばかり。













川面を吹き抜ける風に さらされて、

枝先から だんだんと 色づいてきている。








川風は 冷たいからね。

山よりも 色づきが早いね。



川底の石コロが よく見える。

秋、だね。






 鈴木 レンジャー  (たか)





2016年10月26日水曜日

運命の出会い?

ある日のこと。


冒険広場の茂みで、何かが動く気配を感じました。

















緑の草に紛れていますが、よくよく目を凝らしてみると…?



『!』


















どうやらこちらに気が付いたようです。
この草色をした昆虫の名前は『ハラビロカマキリ』。
普段は木の上など高い場所で暮らしているカマキリです。


















よく見ると、一回り小さなカマキリが背中に乗っています。
カマキリの仲間はオスの方がメスよりも小さいので、
どうやらこの2匹は交尾の最中だったようです。


…そこで気になることがひとつ。
『カマキリのメスは交尾の後にオスを捕食してしまう』。
まことしやかに語られる話ですが、果たしてその真相は?




そんなことを考えていると、メスのカマキリが
自分の鎌の掃除を始めました。
まさか…


















そして、2匹は深い藪の中へ…


その後の運命は、まさに
「カマのみぞ知る」
と言ったところでしょうか?


宮嶋レンジャー

2016年10月21日金曜日

かくれんぼ

気づけば園内のいたるところでムカゴが見られる季節になりました。















このハートの葉っぱがムカゴのつくヤマノイモなのですが・・・
おや?葉が折りたたまれてる?

















そーっとはっぱを開いてみると、















イモムシだ!

















これはヤマノイモを食草とするダイミョウセセリの1齢幼虫。
(1齢幼虫:孵化してからまだ脱皮をしていない幼虫)

折りたたんだ葉に隠れて天敵から身を守っているんだね。

















来年の春にまた会いましょう!



※観察した巣は元通り戻しました。

秋元レンジャー

2016年10月9日日曜日

お花畑のお客さん

だんだんと肌寒くなり、秋が深まってきましたね。

小峰公園の谷戸田のさらに奥では、
ピンクのお花畑が広がる季節となりました。















お花畑と言っても、バラやチューリップが咲いている
わけではありません。

ツリフネソウや、















ミゾソバの花畑です。
















ここには、蜜を求めてたくさんのお客さんがやってきます。

1匹目はホシホウジャク。
翅(はね)を素早く動かし、長い口吻(こうふん)を伸ばして
花の蜜をあつめます。
















2匹目はマルハナバチ。
うしろ足に大きな花粉団子をつけて、花の中にもぐっていきます。















比較的目につきやすいのは、上記の2種類の
昆虫ですが、じっくりと観察していると
他にもチョウやガ、小さなハエの仲間などを
見つけることができます。

谷戸田にお越しの際は足を延ばして
小峰公園のお花畑もご覧になってはいかがでしょうか?


秋元レンジャー

2016年10月8日土曜日

ピンポイントで・・・




    小峰公園から延びている 人気のハイキングコース、

    網代城山、弁天山の縦走。
(あじろしろやま)



その山の真下を ズドーン っと貫く 五日市トンネル。

全長 1,223メートル。






多摩地域でも数少ない 1,000メートル超えのトンネルを走行中・・・





フロントグラスに 鈍い衝撃!


えッ、 何ッ なに ナニ?


あッ!












クルマを待避所に寄せて見てみる。

ヌメッとした物体が ・・・






やべッ、 ワイパー 動かしちゃった。












あー、 まだ ついてるぅ。



これ、 ヤモリだ。

小っちぇー。









いきなり空から、いや 天井から降って来た YAMORI。


自分のところに よく ピンポイントで 落ちてきたもんだ。



まぁ、生きていて 良かった 良かった。







 鈴木 レンジャー (帰って来たぜ、たか)



2016年10月5日水曜日

里山ミニ教室10月の報告&11月の告知

小峰ビジターセンターでは、
毎月第1日曜日に「里山ミニ教室」
というイベントを開催しています。

当日申し込み制で気軽に参加でき、
午前の部はガイドウォーク、午後はクラフトと、
それぞれの体験を通して
四季折々の自然にふれることができるイベントです。


今回は、10月2日に実施した里山ミニ教室の様子をご紹介します。



ガイドウォーク『秋の草地 昆虫めぐり』

当日は、ひさしぶりの晴天!
そんな青空のもと、ふれあい広場と谷戸田で
秋の昆虫観察会を実施しました。















草地では、バッタの仲間の顔や色など、
種類によってどんな違いがあるか、よーく観察しました。















バッタの自然の中での暮らしや天敵のお話をした後、
みんなで歩いていると、1匹のバッタがピョンっとはねて・・・















なんとナガコガネグモの巣につかまってしまいました!

するとクモはサッと反応して、あっというまにぐるぐる巻き!
まるで早送りをしているかのようなスピードに参加者の
みなさんも見入っていました。















(※小峰公園では採集道具の使用、
                動植物の採集を禁止しています。)






クラフト『秋のめぐみでブローチづくり』

植物が冬に向けて準備を始めました。
冬を越すために園内のいたるところで、葉や実を落としています。

 
そんな落ち葉やどんぐりなど、秋の自然素材を使って
ブローチづくりをしました。

最初にどんぐりの森での役割を学んだあと、
さっそくブローチづくりのスタートです!















どんぐりやアジサイのドライフラワー、落ち葉などなど・・・
さまざまな素材の中から好きなものを選んで
木の板にはりつけていきます。















はりつけるだけの簡単な作業でしたが、
選んだ素材によってそれぞれ個性的な作品ができあがりました。


















次回の里山ミニ教室は、11月6日(日)開催です。

ガイドウォーク『秋の花・種 観察会』
クラフト『もみじ葉タペストリーづくり』

詳細は以下のURLをご覧ください。
http://komine-park.sakura.ne.jp/mini_class.html


来月も皆様のご参加を、お待ちしています!


秋元レンジャー