2015年8月31日月曜日

意外な架け橋

はじめまして!
8月16日からインターン実習でお世話になっています、きよちゃんです。

長いような、短いような2週間の実習も今日で最後となり、少しさみしいです…


2週間の間、さまざまなことをさせていただいた中で、
”ヒヨドリの巣の展示物作り”をさせていただきました!


完成品はこちら!!

















展示タイトルは『意外な架け橋』。
ヒヨドリと人とのつながりについて紹介しています。

この巣はビジターセンターの利用者の方が持ってきてくれたもので、
巣の中には卵も入っているんです!

















解説パネルは3枚。
・ヒヨドリについて
・ヒヨドリのごはんについて
・ヒヨドリの巣について
です。


巣作りに人工物を使っていたり、畑の作物を食べたり…

ご存知の方も多いと思いますが、ヒヨドリって案外身近な鳥なんです!

私は実際にヒヨドリを見たことがないので、ものすごく勉強になりました。


そして、解説にも挑戦しました!
(上手に伝えるのって難しい…)


















最近は雨が多くて大変ですが、
小峰公園にお越しの際にはぜひご覧いただけたら嬉しいです!


インターン実習生 きよちゃん

2015年8月30日日曜日

夏の終わり





    ♪ 村の鎮守の神様の~
                  今日は めでたい御祭日~ ♪



小峰公園がある  あきる野市 五日市の留原(ととはら)。

この地域を見降ろす山に鎮座する 八坂神社。


きのう、今日と、村の鎮守さま 八坂神社で 夏の例大祭が執り行われました。







毎年 八月の終わりに執り行われる 夏の例大祭。

この地域で暮らす人たちが 楽しみにしている “ お祭り ” です。









氏子総代をはじめ、 自治会や地域の世話役方が 神社拝殿に集合。

祝詞と玉串を捧げ 五穀豊穣と地域の安泰を感謝し 祈ります。




時間にして 僅か一時間足らず。

このときだけ 奥の本殿の扉が 開かれます。







昨日の宵宮。

軽ぅ~く 言うなれば 前夜祭 !?


お囃子にあわせた舞、 宵神輿の巡行は なんと華やか。



宵神輿を前にしては 路線バスも 停車させられてしまうほど・・・。









本祭 当日。

夜の神輿の巡行と違って 堂々とした氏子廻りの行列。

留原の里山の風景の中を 廻って行きます。



そして この氏子廻りには 子どもたちも 華やかに参加。







先頭を行く 三本の花飾り。


留原の子どもたちが ビジターセンターでつくった 祭り行燈。
その行燈が 花飾りの上部に 取り付けられています。


子どもたちには ちょっと重そう。


でも その重み、忘れないで いてね。








留原に暮らす人たちが 一年間 待ちわびた夏祭り。

そして こころから笑顔になり 楽しんでいる ふるさとの時間。


その時間の中に 一緒に居させていただきました。





八坂神社のこの祭りで  留原の夏が終わります。




 鈴木 レンジャー (たか)



2015年8月23日日曜日

暑いから・・・?

お盆を過ぎても、まだまだ暑い日が続く小峰公園。

連日の暑さにまいっているのは、
どうやら私たち人間だけではないようです。





こちらをご覧ください!!

   ↓


   


   ↓


















カマキリも思わず伸びてしまう暑さ!?


(なぜこんな格好をしているのか、真相は謎です…)


皆さんも、小峰公園の生きもののおもしろい行動を見つけたら、
ぜひ私たちレンジャーに教えてくださいね!


伊藤レンジャー

2015年8月19日水曜日

生態展示




生態展示。


なんと 難しいのでしょうか。




単に 生きものを 飼育するのではありません。

その生態を観察できるように 飼育し 展示する。






しかも 解りやすく 観てもらえるように・・・ 。











賑やかな幼稚園児の一団が 展示ホールを後にする。


しばらくすると 「秋川の魚たち」 の 水槽の中の動きがおかしくなった。




えッ、 マジ!


オイカワの産卵が はじまった。











小石混じりの砂底に メスが魚体をこすりつけるように産卵。

すかさず オスが魚体を震わせながら 受精を促す。


サケの産卵のようすに よく似ている。

でも サケではなく  オイカワの産卵。



正真正銘  オイカワの産卵。










ほら、 産卵したそばから 他の魚が卵を食べに来ている。

野生と同じことが たった90cmの水槽の中で起きている。



こういうの 観てもらいたかったんだよ!





でも その時、 展示ホールには 私ひとりだけ。



生態展示・・・  難しい。







 鈴木 レンジャー (たか)



2015年8月16日日曜日

能あるトンボも爪を隠す!?

夏真っ盛りの小峰公園。
現在、谷戸田の周りではさまざまなトンボを見ることができます。

















ひらりひらりと木陰を優雅に飛び回る、ハグロトンボ


















小柄だけど存在感は抜群のミヤマアカネ


















夏のトンボの代名詞としてお馴染みのシオカラトンボ


特にシオカラトンボは、今の時期、
谷戸田に行って見られない日はないほどの高確率で
出会うことができます。


今日も谷戸田の周りでは、
何匹ものシオカラトンボが飛んでいたのですが…


あれ?
一匹だけお腹がすごく突き出て白くなっている
シオカラトンボがいる!?



草に止まったところをよく見てみると…

白いチョウをしっかり捕えて、むしゃむしゃ頬張っていました!!!


















人間が近づくとすぐに逃げてしまい、
少し離れたところから様子を伺っている控えめな行動から
大人しく穏やかな印象を受けがちですが、
トンボは幼虫時代からずっと一貫して肉食の昆虫。

ふだんあまり見ることのないその光景に、
「能あるタカは爪を隠す」ならぬ、
「能あるトンボは爪を隠す」というフレーズを
つい頭の中で思い浮かべてしまいました。


皆さんも、トンボ達のいろいろな行動を観察しに、
ぜひ盛夏の谷戸田へ遊びに行ってみてください!


伊藤レンジャー

2015年8月4日火曜日

サイフォンの原理





ビジターセンターの窓越しに 水色の帽子が見えた。



「 暑いね、 なにかお手伝い・・・ありますか? 」



いつも 公園に遊びに来てくれる 近所の子。
今日は妹を引き連れていた。


「 じゃぁ 外は暑いから、館内で・・・  水槽の水 少し換えようか !? 」








「 バケツをもっと 下に置いてごらん、ポンプ 押さなくていいから 」


「 ほんとだぁ、 水がずっと出てくる 」


はいッ、 “ サイフォンの原理 ”。








身のまわりには 不思議がいっぱいだろ。


呼び名なんて  仕組みなんて、 いまは覚えなくていいよ。

後から いくらでも学べるから。



いまは いっぱい 不思議がれッ!










「 たかさん、ウチもねぇ 魚飼ってるの 」


「 へぇ~、魚 いいよね 」


「 ねぇ、カルキ抜かなくて 大丈夫なの?」


「 慣れてくれば大丈夫、それより 新鮮な水の方が嬉しいんだよ 」


「 ふぅ~ん、 そうなんだぁ 」








水換え作業が終わるころ 雷鳴が聞こえはじめ、
お母様が 迎えにいらっしゃいました。


「 お手伝い ありがとう、    ほらッ 水筒 忘れてるよ 」






 鈴木 レンジャー (たか)



2015年8月3日月曜日

里山ミニ教室8月の報告&9月の告知

小峰ビジターセンターでは、毎月第1日曜日に「里山ミニ教室」
というイベントを開催しています。

当日申し込み制で気軽に参加でき、
午前の部はガイドウォーク、午後はクラフトと、
それぞれの体験を通して
四季折々の自然にふれることができるイベントです。

今回は、8月の里山ミニ教室の様子をご紹介します。


ガイドウォーク『集まれ!!夏休み昆虫探検隊』

30℃を超える暑さの中でのガイドウォークとなりましたが、
参加者の皆さんは元気いっぱい昆虫さがしを楽しんでいました。

















田んぼでアメンボやチョウ、トンボなどを観察したり、

















雑木林では樹液に集まる昆虫の観察を行いました。

カミキリムシが樹に穴を開けてくれるお陰で、
カブトムシなどは樹液にありつくことができるという解説では、
大人の参加者からも「へー!」という驚きの声が上がっていました。


クラフト『藍のたたき染めでオリジナル・ハンカチづくり』

アイの生葉を叩き、色を布に染み込ませて模様を描く、
オリジナル・ハンカチづくりを行いました。

















まずは、アイの葉を収穫して、布の上で叩きます。

作業の合間では、五日市の伝統産業“黒八丈”の紹介なども交えました。


















しばらくそのまま放置して模様がうつったら、
水で洗って干して完成です。

「素敵な夏の思い出ができた!」と参加者の皆さんも
喜んでくださっていました。


次回の里山ミニ教室は、9月6日(日)開催です。

ガイドウォーク『親子で楽しむ 草花あそび』
クラフト『葉っぱのブローチづくり』

















※写真は次回のクラフトで作成予定の“葉っぱのブローチ”です。


詳細は以下のURLをご覧ください。
http://komine-park.sakura.ne.jp/mini_class.html

来月も皆様のご参加を、お待ちしています!


伊藤レンジャー

2015年8月1日土曜日

八月のはじまり





朝から うだるような暑さ。

風が吹いても 温風なんだよね。

蝉時雨は うるさいほどだ。




凜と咲いてるツユクサは 早起きが自慢。

夜明け前に ヒグラシが鳴いていたことも知っている。


空色の鮮やかな花弁がキレイ。








そんな花弁の奥が なにやら騒がしい。


ビィー ビィー  ギィー ギィー、  騒がしい。









なんだ~ぁ?

枯れ草に セミが引っかかってるぞ !?




いゃ、違う ちがう・・・。









ヒグラシが カマキリに捕まってる。


日中は 梢や草かげで休んでいるヒグラシのことだから、
そんなところを 枯れ草色のカマキリに狙われたのかも・・・。


カマキリの鋭い腕が ヒグラシのカラダにくい込んでる。








ヒグラシだって 諦めちゃいないよ。


翅をバタつかせ 必死に抵抗している。

このブルブル波の衝撃は 凄まじいと思うな。



下手したら カマキリの腕 もげちゃう!



ブルブルブル・・・

       ブルブルブルブル・・・






暑い八月のはじまりでした。






 鈴木 レンジャー (たか)