2013年5月23日木曜日

谷戸田の稲作 田おこしをしました

こんにちは。
ここのところ日中は暑い日が多くなり、小峰公園の自然も初夏の色が濃くなってきました。
そんな中、公園の谷戸田では稲作活動の第2回目が開催されました。
今回のお仕事は田おこし。6月の田植えにむけて、冬のあいだに固くなってしまった田んぼの土をたがやします。
 
去年の稲の株を抜いてきれいにしたあと、クワを使ってたがやしていきます。
小さい子供たちも大人に手伝ってもらいながら、一生懸命クワをふるいました。
田おこしのあとには、畦を補強する「畦塗り」も行ないました。
泥の感触に大喜びの子供たち。その泥の中からは、いろんな生き物たちも発見しましたよ。
田おこしの間に、土の中からあわてて出てきたのはシュレーゲルアオガエル。
先日このブログでご紹介したシュレーゲルアオガエルの卵塊も、土の中から沢山見付かりました。
畦塗りで埋められてしまう場所の卵塊は、そっと取り出し、水路に救出しました。

田おこし後田んぼに水が入るのを知っていて毎年卵を産みに来るこのカエルは、生き物の生活場所としての田んぼの大切さを教えてくれます。
第1回目で籾まきをしたお米の苗も、こんなに大きくなりました!
次回の田植えが楽しみですね。
ビジターセンターの玄関脇のミニ田んぼにもお米の苗を展示しています。
小峰公園へお越しの際には、是非成長を見守っていただければと思います。


村上レンジャー

2013年5月22日水曜日

昆虫も続々と・・・

シュレーゲルアオガエルやモリアオガエルが大合唱する谷戸田の周辺では、昆虫の活動も盛んになってきました。今回は、そのような昆虫にスポットを当てたいと思います。


写真はクロスジギンヤンマです。天気が良い日に谷戸田の周辺を飛び回り、テリトリーに入ってきた他のトンボやハチなどの昆虫を激しく追い回します。しかし、それ以外は同じコースをグルグルと飛び回っているので、本種の名前の由来である胸側面の黒いスジがよく観察できます。興味がある方は、ぜひチャレンジしてみてください。



こちらは「ミチオシエ」の名でも知られる甲虫の仲間のハンミョウです。鋭いアゴを持つ昆虫で、地面を歩くアリなどの昆虫や上陸したばかりの子供のカエルを襲うこともあります。動きがとても早く観察しづらいですが、その美しいメタリックの体色は一見の価値があります。日当たりの良い園路や背丈の低い草地によくいます。

畑田レンジャー

2013年5月21日火曜日

コアジサイが咲き始めました


こんにちは。
毎年、人気の高いコアジサイが咲き始めました。



丘陵地など山地でよく見られるアジサイの仲間です。
町の公園などで見られる「アジサイ」より小さく、可憐な感じがします。
小峰公園では、見晴らし台の周辺にたくさん見られますので、
どうぞ、景色と一緒に楽しんで下さい。



そして谷戸田では、シュレーゲルアオガエルの卵塊が見られます。
土の中に産み付けたりするので、見られるのは少ないですが、
注意深く探すと見つかると思いますよ。



ニホンカワトンボです。
メタリックな青緑色がとてもきれいな小さいトンボ。
気温が上がってきているせいか、トンボの数も種類も増えてきています。
ヤンマ類の激しい縄張りあらそいも見られます。

ますます、活気づく谷戸田です。
色々な生き物が見られて楽しいですよ。

林レンジャー

2013年5月15日水曜日

谷戸田の賑わい

こんにちは。
最近暖かい日が続いていますね。
そのおかげか、小峰も続々と色々な生き物が見られます。



写真はシオヤトンボです。
よく知られているシオカラトンボに似ていますが、
シオヤトンボは腹部の先まで青白いのに対して、
シオカラトンボは腹部の先に黒い模様があります。
小峰は両方とも見られるので、違いを探してみて下さい。
その他トンボはクロスジギンヤンマも最近出始めました。



薄くやや透けて見える羽がとても綺麗なウスバシロウチョウ。
チョウはコミスジやイチモンジチョウなども最近谷戸田で見かけます。

さらに、今朝はこんな生き物も、、


イタチです。
小峰公園で姿を目撃するのは初めてです!
合唱しているシュレーゲルアオガエルなど、食べ物を探していたのでしょうか。
私に気付いて逃げていってしまいました。

などなど、たくさんの生き物で賑わっている谷戸田です。
谷戸田で生き物探ししてみてはいかがですか。おすすめですよ~。

林レンジャー

2013年5月11日土曜日

ヘビが出始めました。

こんにちは。
今日はあいにくのお天気ですが、
小峰は生き物達で賑わっています。


園内ではミズキの花が咲き誇っています。
今年は例年より花つきがいいようで、とても見応えがあります。
写真は冒険広場ですが、ふれあい広場の辺りでもいくつか見られます。


一方、谷戸田では、こんな生き物が現れました。



ヒバカリというヘビです。(ヘビが苦手な方はゴメンナサイ!)
長さが50cmくらいで、体も細く、他のヘビと比べると小さくてかわいい(?)ヘビです。
時々、谷戸田で見かけます。
おそらく、オタマジャクシなどを食べているのでしょう。
最近はアオダイショウもよく見られます。
気温が上がってヘビ類も活発になってきていますね。

見かけた時は、ある程度の距離を保って、遠目で観察して下さいね。
むやみに近づいたり、触ろうとすると、自分の身を守るために攻撃してきます。

最近の谷戸田はシュレーゲルアオガエルの合唱をはじめ、
いろいろな生き物で賑やかです。
谷戸田を歩くと、なにかしらの発見がありますよ。

林レンジャー

2013年5月1日水曜日

お米の赤ちゃん育ってます

こんにちは。
ゴールデンウィーク中は沢山のお客様でにぎわっていた小峰公園も、今日は少し静か。広場では遠足の小学生たちの元気な声が聞こえます。

さて、先日このブログでもご紹介した、お米の苗床の近況をお知らせします!
籾まきをしたあとの苗床は、ビジターセンターの駐車場のサクラの木の下で育てています。


近づいてよーく目をこらしてみると‥

ちいさな芽が、出ていました!
長さは5ミリほどでしょうか、ここ1日、2日でぐんぐん伸びたようです。
この芽、アサガオの芽のように双葉ではありませんね。お米の仲間(麦やススキもそうです)は、こんな形の芽をだすんですね。
土の上に飛び出してしまった種籾をみつけました!
芽と同時に、根っこも伸び出しているのがわかります。

籾まきをしてから、10日目の苗床の様子でした。
ここのところ気温が低い日が多いため、ゆっくり成長している様子です。
みなさんも、小峰公園へお越しの際には、お米の赤ちゃんの成長を暖かく見守っていただければと思います。


村上レンジャー