初夏、日に日に草丈が伸び、毎日園内を歩くたび景色が変わっていきます。
先日、これをひとつ失敬して、ある実験をしてみました。
このアリは自分より大きいタネを持ち上げダッシュ!
アリがくわえているスミレのタネの透明の部分、じつはこれがアリの大好物。
いろいろな脂肪酸や糖をふくんでいて、アリにはごちそうの匂いがするようです。
スミレ以外にも、カタクリやムラサキケマンのタネなどもこれをつけています。
(エライオソームや種枕(しゅちん)などと呼ばれています)。
なんでこんなものをつけているのか…は、もうおわかりですか?
こんなところにスミレが咲いていたら、アリのしわざかもしれません…。
村上レンジャー