暑いですね~。小峰公園では絶え間なく蝉しぐれが聞こえます。
最近はツクツクボウシも加わりましたね。
さて、小峰公園のけやき広場では、こんなものが落ちていました。
ドングリをつけたコナラの枝葉がたくさん落ちています。
まだ枯れず、緑色をしているのになぜでしょう?
これはハイイロチョッキリという昆虫の仕業です。
ドングリに卵を産みつけ、枝を切って落とすという不思議な生き物の行動。
ハイイロチョッキリが卵を産んだ痕 |
幼虫はこのドングリを食べて成長します。
なぜ、落とすのでしょう?
コナラは、このように、ドングリに穴を開けられると、
タンニンという虫の嫌がる成分を分泌し、虫による害を防ごうとします。
そのタンニンを分泌される前に切って落とし、幼虫が食べられるようにしている、のだそうです。
他にも説はありますが、これが有力なのではないでしょうか。
ぜひ、園内に落ちているコナラの枝葉を観察して見て下さい。
そして、ドングリに産み付けているハイイロチョッキリの姿も探してみて下さい。
これがまた難しいのですが。。。
林レンジャー