ボクは シュレーゲルアオガエル。
名前は とくに無い。
きょうは 爽やかな風が そよそよと吹く
ほんとに気持ちのイイ 一日だった。
その気持ちよさを満喫するあまり、
ボクは 小峰公園の谷戸田に来てくれた人たちの前で
失態をさらしてしまったのです。
それは・・・ 二 度 寝 !
あなたにも 憶えがあるのでは ?
二度寝の魔力にかかったら、
もう 逃れることは 到底不可能。
その時 妙に安定的な体勢にはいってしまったボクは、
さらに ふわふわな泥布団に身をゆだねてしまったのです。
ヤバイ、 二度寝しちゃう・・・
遠くに 仲間のケロロな 鳴き声が響くような・・・
あぁ、 沈む・・・ 落ちていく・・・
あれッ、 なんでこんなところに 落ち葉の掛け布団があるの?
寝ちゃっていいのかなぁ
きっと 神様がボクに寝ていいよって言ってくれてるんだネ
そういうことに・・・ しとこ。
つぎの瞬間から、ボクの記憶は飛んだ。
鈴木 レンジャー (たか)