2015年9月18日金曜日

「うん」のある場所




ビジターセンターの非常階段は “ うん ” のある場所かも。


以前から こんなモノが よく落ちています。









これ “ うん ” です。


そう、 ウンチです。


端っこにある 白い塊は 尿酸が固まったもの。
簡単に言えば 固形のオシッコね。


これは ヤモリのウンチの特徴です。





そして このウンチの落とし主は・・・ ↓ ↓ ↓






ビジターセンターに棲んでいる ヤモリ様。

家守 とか 守宮 とか書いて YAMORI。

昔からヤモリは その家の守り神で、
非常に縁起の良い生きもの といわれます。




ちょっと 建てつけの悪い ビジターセンターの非常階段の扉。

おもいっきり閉めたら 上からヤモリが 降って来たんです。


    「 おぉ、ヤモリ様! 」



“ 運 ” は降って来ないで  “ 守り神 ” の方が 降って来ちゃいました。






 鈴木 レンジャー (たか)



2015年9月14日月曜日

降ってくる




乾燥した 爽やかな風がそよぐ 小峰公園。


広報用にと キノコの撮影を試みていたときのコト。









地べたに 這うような姿勢のわたしに対して、
いきなり 空からの攻撃が始まったのです!


   パラ パラ パラ パラ

     パラ パラ パラ パラ



       「  なに?  痛ッ   なに? 」







ドングリがバラバラと 上空から降ってくる。

そよ風が吹くだけで コナラの枝葉が揺れ 降ってくるのです。



昨年には 無かった出来事。

ほとんど 実らなかったからね。


でも 今年の小峰公園は ドングリの当たり年 !?



まだ青いドングリが  いっぱい落ちている。








たま~に 降ってくるから 気をつけないと。

栗の実が いがごと ドスン ってね。


いが栗にだけは 当たりたくないもんだぁ。





 鈴木 レンジャー (たか)



2015年9月12日土曜日

大雨後の小峰公園

先日の台風18号が各地で大変な被害を出しているようで、
このたびの被害に際し、心よりお見舞いを申し上げます。

小峰公園の近くを流れる秋川も、未だに普段よりもかなり水量が多く、
大雨の怖さを改めて痛感した次第です。

なお、園内では何ヵ所かの枝折れが見つかり、処置を行いましたが、
雨が続いた影響で、地盤も樹木も相当弱くなっていることが伺えます。
園内ご利用の際は、くれぐれも足元と頭上にご注意ください。


あちこちにぬかるみができて、とても歩きにくい園内ですが、
水場が好きなトンボ達は、活発に飛び回っています。

昨日はオオルリボシヤンマの産卵が確認できました。

















このオオルリボシヤンマは水草に卵を産みつけていますが、
実は、トンボは種類によって卵の産み方が異なります。

水の中に産卵するもの、泥やコケの中に産みつけるもの、
空中から卵を水面におとすものetc...


種類によって産卵方法や、産卵場所が決まっているということは、
いろいろな種類のトンボが暮らしていくために、
さまざまな環境が必要なのだということがわかります。

































さまざまな環境要素がある小峰公園の里山は、
トンボにとっても大切な場所なのですね。


伊藤レンジャー

2015年9月9日水曜日

里山ミニ教室9月の報告&10月の告知

小峰ビジターセンターでは、毎月第1日曜日に「里山ミニ教室」
というイベントを開催しています。

当日申し込み制で気軽に参加でき、
午前の部はガイドウォーク、午後はクラフトと、
それぞれの体験を通して
四季折々の自然にふれることができるイベントです。

今回は、9月の里山ミニ教室の様子をご紹介します。


ガイドウォーク『親子で楽しむ草花あそび』
暑さも落ち着き、秋が近づいてきました。
今回のガイドウォークでは、小峰ボランティアを中心に、
身近な草花をつかったあそびを交えて解説をしました。










まずは、冒険広場でオオバコの生きる知恵についてのお話です。
そのあとは実際にオオバコをつかった昔ながらのあそび、「オオバコ相撲」。










ふれあい広場では、「四つ葉のクローバーさがし」をしました。
残念ながら、四つ葉のクローバーは見つかりませんでしたが、
熱心に探していると、
近くにやってきたチョウが産卵をしているところが観察できました。
思いもよらないものを見ることができるのも、自然観察会の醍醐味ですね。


クラフト『葉っぱのブローチ作り』

午後は、ビジターセンター前のキンモクセイの葉っぱを使ってブローチを作りました。
まずは、クラフトに使う葉っぱを選び、









ホットボンドで成形したものにアクリル絵の具で思い思いの色を塗ります。


紅葉をした葉っぱにそっくりの赤や黄色、
自然では見る事の出来ないピンクの葉っぱなど、
色とりどりの作品が出来上がりました。












キンモクセイはチョウの嫌いな香りだからチョウは蜜を吸いにこないお話や
紅葉の仕組みについてのお話では、
参加者の方から「はじめて知った!」とのお声をいただきました。


次回の里山ミニ教室は、104()開催です。

ガイドウォーク『これから始める キノコ観察会』
クラフト『ねんりんマグネットづくり』



















写真は次回のクラフトで作成予定のねんりんマグネットです。


詳細は以下のURLをご覧ください。
http://komine-park.sakura.ne.jp/mini_class.html

来月も皆様のご参加を、お待ちしています!


秋元レンジャー

2015年9月5日土曜日

イモムシ





久々に おとずれた 天候穏やかな週末。



ハイキングや登山、公園内での自然散策にと 、
多くの方が ビジターセンターに立ち寄られます。








「 玄関のところにいる イモムシ・・・  なんですか?」



窓口に声をかけてきたのは 小さな女の子。

イモムシに 興味が湧いちゃったんだね。









「 わぁ、いっぱい イモムシが載ってるぅ 」



イモムシだらけ載っている図鑑に 興味津津。

いつの間にか お母さんまで 興味津津。
                        ( 母と娘、同じポーズで・・・ )


「 いっしょに 調べてみよう 」

「 うん 」







あらッ、 お父さんまで 興味津津。



黒っぽくてぇ・・・   黄色い点が ならんでてぇ・・・

アンテナみたいのが 生えててぇ・・・

あれッ  どっちが頭 ?



女の子、 必死に図鑑をめくります。

目の前のイモムシを見ては めくります。







これは “セスジスズメ ” という蛾の まだ若い幼虫。
成長するにつれ 模様や体形が変化していきます。

残念ながら 図鑑の中に 見つけることは できませんでした。



その形  色合い  模様   動き ・・・

気づいたこと、感じたことを手掛かりに 答えを導きだす。



でも、 答えを知るよりも そのプロセスが大切なときがあります。

ビジターセンターの玄関前、 そんなシーンに出会いました。





        ★ いっしょにイモムシ調べをしていたのは 内野レンジャー
           見かけたときには 気軽に声をかけてね!



 鈴木 レンジャー (たか)