おもしろいものをビジターセンターの裏手で発見しました。
クモの巣の中に真っ白なかたまりが浮いています。
これはクサグモの卵のうです。観察していると、親も一緒に住んでいる様子。
ということは、卵のうのために新しい巣を作ったのかな?
と思い、詳しく調べてみると・・・
クサグモはこのように地面と水平な、棚網という巣を
生垣の枝先などに張って暮らしています。
棚網の奥にはトンネル状の住居があり、おどろくと住居に入っていきます。
さきほどの母グモは卵のうのために巣をつくるのではなく、
実際は、棚網の奥に卵のうを作ります。
今回発見した卵のうのさらに上に母グモの住む棚網があるようです。
住居を作ったり、卵のうを守ったり、クモは何でも糸で作ってしまうのですね。
母グモが大切に守っている卵のう、もし見つけても触ったり壊したりせず、
そっと見守ってください。
秋元レンジャー