2017年11月30日木曜日

谷戸田の稲作(7)「脱穀・籾すり」


小峰ビジターセンターでは、年間を通して一連の稲作を体験し、

”つくって食べる”よろこびを味わうプログラム「谷戸田の稲作」を

小峰公園内の谷戸田にて行っています。


今回は、11月12日(日)に行われた「第7回 脱穀・籾すり」の

様子をご紹介します。


今年は、10月に2度も来た台風により、

谷戸田の稲作プログラムで稲刈りを行うことができませんでした。

それでも、皆さんが一生懸命つくった、イノシシ除けの鳴子や案山子のお陰で、

稲を無事に収穫することができました。


収穫した稲をはさ掛け台から外し、脱穀作業を行いました。

まずは、「扱きばし」を使った脱穀です。

半分に割った竹の間に稲をはさみ、しごくようにして籾をはずします。


次は、「千歯こき」と「足踏式脱穀機」を使って脱穀を行いました。



脱穀技術の進歩とともに作業効率が上がることが実感でき、

参加者の皆さんも驚いていたようです。


脱穀した籾は、わらくずも混じっているので、

このままでは籾すり、精米ができません。

「唐箕(とうみ)」という道具を使い、籾とわらくずを選別します。

レバーを回すと風がおこり、風の力を利用して選別します。


多くの参加者が夢中になってレバーを回し、風をおこしていました。


最後は、すり鉢とボールなどを使用し、

簡易的な籾すり、精米を行い、脱穀した籾が白米へと変わっていく様子を観察しました。


「お米が白くなってきたよ!」

「あー、はやくたべたい!」



次回は、12月中旬に「おいしいお米を食べよう」を行います。

(梅垣レンジャー)