小峰ビジターセンターでは、年間を通して一連の稲作を体験し、
”つくって食べる”よろこびを味わうプログラム「谷戸田の稲作」を
小峰公園内の谷戸田にて行っています。
今回は、1月14日(日)に行われた「第9回 お米づくりのふりかえり」の
様子をご紹介します。
当日は、風がなくおだやかで
谷戸田の稲作の今年度最後の活動にうってつけの天気となりました。
まずは、参加者の皆さんが9月につくった案山子の解体をしました。
大切な稲を守ってくれました。
その案山子の製作に使ったわらなどを田んぼで燃やし、
残った灰を田んぼにすき込むことで、
来年稲作を行うときの大切な栄養分となるのです。
落ち葉を一カ所に集めておくことで、
土中の小さな生きものたちがゆっくりと落ち葉を分解します。
そうしてできた土は栄養が多く田んぼの肥料となります。
せっかく集めたのだからと、落ち葉の中に飛び込んだり、
潜って泳いでみたりと、普段はできない体験をしました。
美味しいお米が食べられたことへの感謝を田んぼに伝えるとともに、
来年また稲作を行うための準備ができました。
最後は、谷戸田の稲作の一年間を振り返りました。
参加者の方からは、
「自分たちの力でお米が作れることに感動した。」
「自分たちで脱穀をしたらお米の貴重さがよくわかり
無駄にはできないと感じた。」
などのお声をいただきました。
これにて、「谷戸田の稲作2017」は完結いたしました。
つぎは、どんな家族が来てくれるかな?
2018年3月頃、「谷戸田の稲作2018」募集開始予定!
(梅垣レンジャー)