小峰公園周辺には お手軽に楽しめるハイキングコースがあり、
ビジターセンターには 多くのハイカーが立ち寄られます。
中でも人気のコースは 金剛の滝や今熊山方面、
そして 弁天山 , 網代城山へ通じるコースです。
そのうちのひとつ、
弁天山のコースを実踏調査してきました。
あきる野の街の方から 弁天山を遠望すると、
山頂だけ紅葉しているのがわかります。
実際に山頂へ行ってみると サクラやケヤキが紅葉していました。
今回は 紅葉の程度やハイキングコースの状況など、
注意深く確認しながらの調査登山です。
キョロキョロと視線を振りながらの調査では、
いろいろなモノや場面に 出会います。
今回の行程では こんなモノを発見しました。
立ち止まって お茶を飲んでいたときのことです。
足もとに 鈍く光を放つ小さなモノが・・・
これ、何に 見えますか?
金属でできた 留め具(ワッシャー)かな・・・と思いながら、
一応 手に取ってみたんです。
そしたらなんと 古銭だったんです!
「 寛永通宝 」
幕末まで 多く流通し 使われていた古銭です。
錆びたり 欠けたりして かなりくたびれています。
いったい いつ 誰が落としてしまったんでしょうか?
よくも まぁ わたしも、この古銭の前で お茶を飲んだものです。
何かの縁があって 引き寄せられたのかなぁ。
もし、幕末の頃に この登山道を歩いた人が落としたとしたら、
150年くらいもの時を越えてきたことになります。
その間 何人の人が この古銭を跨いで行ったのでしょうね。
わたし、 何人目なんだろう・・・?
鈴木 レンジャー (たか)