園内で、アオキの実が赤くぷっくりと膨らんでよく目立ちます。
これは実が成長したわけではなく、虫が卵を産みつけること
によって実が変形する“虫こぶ”です。
展望広場からホオジロ尾根の園路沿いで見られます。
アオキは雌雄異株(しゆういかぶ)といって、木によってオスと
メスがはっきりと区別できます。赤い実をつけている写真の木
は、“メス”の木です。
その“メス”の木の側で、足元を見てみると…
赤い実がたくさん落ちています。
さらによく見てみると、実の表面に刃物で傷つけたような跡が
ついているのが分かりますか?
どうやらある生きものが、この実を食べようとして落としてしまっ
たみたいです…
人間の目の高さぐらいまで移動できて…
赤い実が好物で…
細い線のような傷をつける口を持つ生きもの…
答えは…
野鳥(ヒヨドリ)でした!
みなさんは、どんな生きものを想像しましたか?
畑田レンジャー