残暑きびしいこのごろ、ひなたを歩くとつよい日差しと高い湿度にくらくらとしてきます。
そんななか、ふうふうと見晴台までのぼってみると、こんなものが地面からつき出していました。
たまごの殻から口紅のさきっぽがつき出ているような?
とてもあざやかな赤が目をひきます。
じつはこれ、出たばかりのキノコ(幼菌と言います)。まわりをみるとぽこぽこと同じキノコが生えていました。
グリム童話にでもでてきそうな、毒々しい赤いキノコ。
根元の「つぼ」と呼ばれる白い部分、これがたまごの殻のようなので「タマゴタケ」という名前がつけられています。
けやき広場におりてくると、こんなものも。
広場の片すみににょきにょきと、よくよく見ると沢山生えています。
これは「シロソウメンタケ」 たしかに‥そうめんのように白くて細長い形、なんとも面白い名前をつけたものです。
湿度たっぷりの小峰公園、キノコの生育に最適なようで、林のなかではこのほかにもいろいろなキノコを観察できます。
ちなみに小峰公園は動植物を採ることはできませんが、キノコも同じです。
採るのではなく、撮るだけにしてくださいね。
ひなたを避けて、木陰でキノコウォッチング、してみてください。
村上レンジャー