さてきょうの話題は、いま桜尾根でたくさん見られる「コウヤボウキ」について。
日がよくあたる場所が大好きなコウヤボウキ。毎年草刈りをして、低い木があまり生えない桜尾根は格好の居場所なのでしょう。たくさんの花を見ることができます。
そんな桜尾根のコウヤボウキを見ていて、つぼみの色に気がつきました。
とても鮮やかな色!コウヤボウキの花びらは白なのに、なんとも不思議です。
さわってみてわかりました。この鮮やかなピンクは花びらの色ではないのです。
咲いている花の写真をよく見ると、花の奥にピンク色の部分があるのがわかります。
つぼみの時にはこの部分がのぞいていたのですね。
これは花が終わったあとに綿毛になる部分、専門的には「冠毛」と呼ばれる部分です。
2010.12月撮影 |
たしかに、綿毛もあわくピンクがかった色をしています。
冬枯れの園内にポンポンとひらくコウヤボウキの綿毛、大好きです。
コウヤボウキのつぼみを見つけたら、確かめてみてください。
村上レンジャー