季節を感じさせるものにふいに出会うと、なにか大切なことを
思い出したような気がして、しばらく見入ってしまうことがあります。
今朝もふと空を見上げたら、天高くに秋の雲が広がっていて、
なんだか久しぶりに空を眺めた気がしました。
うろこ雲(巻積雲)
小さな雲がたくさん集まったようなこの雲は、昔から「うろこ雲、いわし雲、さば雲」など
状態によってさまざまに言い分けられてきました。実際はすべて「巻積雲(けんせきうん)」
になるのですが、たくさんの呼び名があることが、いかに昔の人がこの空高くにできる
秋の雲に愛着を感じていたかを、あらわしていますよね。
空気が澄んでいる秋は、それこそ雲や星月夜を楽しむ絶好の季節です。
せっかくですから目線を足元から空へあげて、秋の風景を楽しんでみませんか?
足元でみられる秋のクモも、おもしろいものですが。
ゴミグモ(どこにいるか探してみてください)
ネコハエトリ
イシサワオニグモ(大きくて迫力ですよ!)
谷本レンジャー