だんだんと日が短くなり
寒さで両手をこすり合わせるようになった頃、
五日市の町に流れる「ふるさと(4時半のチャイム)」を聞きながら
夕日に染まる秋川渓谷の紅葉に見惚れて、
なんてやっていたらあっという間に辺りは真っ暗!
冬はもうそこまで迫っている。
小峰公園では木々が葉を落とし
色とりどりの実が目につくようになってきた。
まず紹介するのは、「ヤブムラサキ」
紫色の実の美しさからその名がついた。
3~4mmの小粒な実はメジロのような小柄な鳥にも食べやすい。
次に紹介するのは、「カラスウリ」
若い実はすいかを想わせる緑の縞模様。
葉が落ちるのと同時期にその実を朱く染めて
鳥たちに自分の在り処をアピールする。
最後に紹介するのは、「ガマズミ」
赤く色づく小粒の実は、さわやかな酸味が感じられる。
霜に当たるころには甘みも増して、
お腹を空かせた鳥たちの’’ごちそう’’なんだ。
ほかにも小峰公園にはたくさんの木の実がある。
それをねらって鳥たちが集まってくる。
梅垣レンジャー