2014年5月17日土曜日

二 度 寝



ボクは シュレーゲルアオガエル。

名前は とくに無い。

きょうは 爽やかな風が そよそよと吹く
ほんとに気持ちのイイ 一日だった。






その気持ちよさを満喫するあまり、
ボクは 小峰公園の谷戸田に来てくれた人たちの前で
失態をさらしてしまったのです。


それは・・・  二 度 寝 !


あなたにも 憶えがあるのでは ?
二度寝の魔力にかかったら、
もう 逃れることは 到底不可能。





その時 妙に安定的な体勢にはいってしまったボクは、
さらに ふわふわな泥布団に身をゆだねてしまったのです。


ヤバイ、 二度寝しちゃう・・・


遠くに 仲間のケロロな 鳴き声が響くような・・・


あぁ、 沈む・・・  落ちていく・・・






あれッ、 なんでこんなところに 落ち葉の掛け布団があるの?

寝ちゃっていいのかなぁ

きっと 神様がボクに寝ていいよって言ってくれてるんだネ

そういうことに・・・  しとこ。






つぎの瞬間から、ボクの記憶は飛んだ。






 鈴木 レンジャー (たか)