2012年12月28日金曜日

ヤドリギ

こんにちは。
小峰の森は木の葉が落ちて、少しもの悲しい景色になっていますが、
木の葉が落ちて、見えやすくなるものがあります。
野鳥なども観察しやすくなりますが、今日はこんなものを見つけました。



ヤドリギという寄生する植物です。
サクラの木の枝に根を食い込ませ、水分や養分を吸収して生活しています。
まだ、葉がついている季節は、見られかったです。

このように冬でも観察して楽しいものはたくさんありますよ。


さて、小峰ビジターセンターは今日で仕事納めになります。
平成24年12月29日(土)~平成25年1月3日(木)までの間、休館となります。
この間、駐車場も使用できませんので、ご注意ください。
小峰公園の園内は通常通りご利用いただけます。


では、みなさん、お体に気をつけて良いお年をお迎え下さい。

林レンジャー

2012年12月16日日曜日

飯盒炊爨!

こんにちは。
今日は季節が逆戻りしたような、暖かい陽気でした。
お出かけした方も多いのではないでしょうか。

小峰では通年イベント「谷戸田の稲作」で飯盒炊爨を行いました。
http://komine-park.sakura.ne.jp/inasaku.html

いままで育ててきたお米をいよいよ、食べる日です。

子どもたちが協力し合いながら、お米をとぎます。
普段、お家でお手伝いしているか、、いないか、、がバレてしまいます笑

薪も自分たちで組み、焚き火でお米を炊きます。
ああした方がいい、こうした方がいい、相談、協力し合いながら、
炊けるまで試行錯誤が続きます。

※今回、届出を行い火気を使用しています。通常、園内では火気取り扱いは禁止されています。ご注意下さい



みなさん、上手に炊けました!


今まで作業してきた想いが重なり、美味しさもひとしお。
とてもいい笑顔ですね。

私自身、食べ物をつくる、食べる、ということを改めて考えるいいきっかけになります。

それにしても、本当に美味しかったです笑

林レンジャー


2012年12月8日土曜日

冬の訪れ

こんにちは。
小峰は木の葉がだいぶ落ちて、冬の景色へと移り変わってきました。
見晴らし台からの展望も広く見渡せます。

今日は青空がすっきりとしていて、気持ちの良い景色が見られました。



こちらは冬に実をつけるフユイチゴです。
園内のやや暗い林のなかで見られました。
動物や野鳥にとって、冬の間の貴重な食べ物になります。

味は?・・・・ と気になりますよね。
園内は動植物の採取は禁止となっていますので、
ここではとって食べることはできませんが、
甘酸っぱくて美味しいです。
差し支えない場所で見つけた際には、ぜひお試し下さい~。

林レンジャー

2012年11月30日金曜日

まだ紅葉楽しめます。

こんにちは。
だいぶ、葉を落としている木が多くなってきましたが、
イロハモミジを中心にカエデの仲間が綺麗に色づいています。


今年は例年に比べて色が鮮やかです。
この他、リョウブやコナラ、アカシデなどもまだ黄色く色づいています。
全体的に終わりかけですが、今週末はまだ紅葉狩りを楽しめると思います。

そんななか、小峰では、ふわふわと白いものが飛んでいるのを見かけます。
まるで雪のようなものがふわふわと。
ゆっくり手を差し出すと、ふわふわしているものが手にとまりました。






通称、雪虫(ゆきむし)と呼ばれているアブラムシの仲間です。
白い綿のようなものを体にまとっているのが見えると思います。
風になびいてふわふわとしている様は確かに雪のようでした。
この白い綿のようなものは蝋(ろう)でできていて、
飛ぶときにパラシュートのような役目をしているそうです。

この雪虫がふわふわと飛んでる姿は、幻想的に思えます。
地域によっては妖精と呼ぶこともあるそう。

紅葉狩りと一緒に雪虫観察もおすすめですよ。

林レンジャー

2012年11月22日木曜日

紅葉が見頃です②

こんにちは。
紅葉はまだ、「見頃」が続いています。



今回はケヤキ広場の写真です。
コナラ、イロハモミジが綺麗に色づいています。

紅葉の見頃は今週いっぱいかも知れません。
来週には散り始めると思われます。
明日からの連休はどうぞ、紅葉狩りへいらしてください~。

さて、今日はこんなものを見つけました。



この紡錘形の物体。。
オオトリノフンダマシというクモの卵嚢です。
この時は残念ながらクモの姿は見られなかったのですが、
以前、園内で撮影した写真をお見せします。



面白い姿、形をしています。。
名前はオオトリノフンダマシ。鳥の糞騙し。
自分の姿を鳥の糞に似せて、捕食されないようにしている、と言われています。
この面白い姿の理由は、生き残るための戦略なのですね。

みなさんも紅葉狩りしながら、ぜひ、面白い自然も探してみて下さい。

林レンジャー


2012年11月18日日曜日

紅葉が見頃です。

こんにちは。
小峰公園は紅葉の見頃をむかえました。
今日はたくさんの紅葉狩りのお客様がいらっしゃいました。






写真の技術がイマイチなので、美しさが伝わらないかも知れませんが・・



イロハモミジもだいぶ色づいています。
小峰で紅葉を楽しめるのは1週間から10日といったところでしょうか。
どうぞ、お見逃しのないように。

林レンジャー


2012年11月13日火曜日

掘り返すのは、、誰??

こんにちは。
前回の投稿から、また一段と紅葉が進んでいます。





ヤマボウシが赤くなり、ケヤキが黄色くなり、小峰を鮮やかに彩っています。
紅葉の代表格イロハモミジは、少しだけ、赤くなってきましたが、まだまだ緑色が多いです。
見頃は来週くらいかと思われます。
今年の紅葉は色が鮮やかで綺麗です。お見逃しのないように!

さて、そんなか、小峰公園内、また周辺地域でよくこんなものが見られます。




草地が何者かに掘り返されて土が露出しています。
何者かというと、、、イノシシです。
ミミズなどの土壌生物や、植物の根など、食べ物を探して掘り返した跡です。
小峰公園のなかにイノシシ来るの?!怖い!!
というお声もチラホラ聞こえてきますが、、
イノシシが現れるのは夜です。
私も毎日のように園内を歩いていますが、
イノシシに出くわしたことはありません。
なので、園内を歩くのにイノシシに怯える必要はないですよ。

こういった痕跡をじっくり見て、ここにイノシシが来たのだなあ、と想像するだけでも楽しいものです。
じっくり見てみるとくっきり蹄(ひづめ)の跡があったり、
根っこを食いちぎった形跡が見られたり、
イノシシがどんな行動をとっていたのか、など色々見えてきますよ。


※おまけ
園内でセンサー付きカメラを使って撮影されたイノシシの動画 



顔の一部分しか写っていないうえ、光の具合でわかりづらいですが。。


※場合によって、動画が再生されない事もあるようなので、動画からきりとった画像も貼ります。





画面右側に、顔の一部分だけ写っています。


林レンジャー



2012年11月2日金曜日

森の木々が色づき始めました。

こんにちは。
前回の投稿で少しふれましたが、
紅葉の状況を少し、ご案内します。





サクラの葉が赤くなっています。





ヤマノイモの葉が黄色くなっています。
その他、オニドコロ、ヤマハギ、クズなどの葉も黄色く色づいています。

小峰周辺の紅葉の見頃は11月中旬から、下旬になります。
まだまだ、緑色の葉も多く、見頃とは言えませんが、
少し色づき始めた森も素敵ですよ。

紅葉の状況をブログでお伝えしていきます。
小峰の紅葉、どうぞお見逃しのないように。

林レンジャー

2012年10月28日日曜日

ジョウビタキが来ました。

こんにちは。
サクラの葉は赤くなり、クズやヤマハギなどの葉が黄色くなってきました。
小峰周辺の紅葉の見頃は例年11月中旬から下旬になります。
まだまだ、見頃とは言えませんが、森が色づく季節になりました。

そんななか、小峰にジョウビタキがやってきました。





冬越しをするために、寒くて、食べ物が少なくなった北国から
日本へ渡ってきたところですね。
「ヒッ、ヒッ」という声で鳴いています。
食べ物を確保するためのなわばり主張です。
今日も早速、他の個体と争っている場面に遭遇しました。

冬が近づいてきたな~、 と、しみじみ思ってしまいました。

林レンジャー

2012年10月16日火曜日

今熊山 通行止めのお知らせ

こんにちは。
秋のハイキングシーズンの到来に伴い、
問合せが増えている今熊山についてご案内します。

小峰ビジターセンターのホームページでは、既にご案内していますが、
今熊神社周辺において、山林伐採を行なっているため、
現在、今熊神社(下社)から今熊山山頂付近まで、通行止めになっています。






今熊山山頂に行くには、金剛の滝から少し下流にある分岐地点(道標の管理番号152-160)から、
もしくは、新多摩変電所(消火栓の地点)から登降する必要があります。
今熊山山頂から今熊神社方面へ少し降りて、刈寄山に行く事はできます。
今年の12月28日までを予定していますが、延長する可能性もあるようです。
今熊神社周辺の山林伐採について、詳しくは下記にお問い合せください。
(公財)東京都農林水産振興財団森の事業課花粉対策室 
電話 042-820-8134


ハイキングルートなど、ホームページにも記載されていますが、
詳しいお問合せは小峰ビジターセンターまで、ご連絡ください。


・小峰ビジターセンター ホームページ 今熊山ハイキング
http://komine-park.sakura.ne.jp/hiking_imakumayama.html
電話 042-595-0400

以上、よろしくお願いします。
みなさん、気をつけてハイキングを楽しんでください。

林レンジャー



2012年10月13日土曜日

秋のお花見シーズン到来

こんにちは。
だいぶ、秋が深まってきて、小峰ではいろんな秋の花が咲いています。




サラシナショウマです。ひのき広場で咲き始めました。
暗い林のなかで、幻想的な雰囲気を醸し出しています。



こちらはオケラ。
変わった名前、変わった形をしています。
花の下の苞という部分が魚の骨のような形をしているのが特徴的ですね。
一般的に苞は、蕾や花を守るためにあるようです。
確かに頼りになりそうな形をしています。

この他、アキノキリンソウ、キバナアキギリ、コウヤボウキ、ツリフネソウ、などなど、
たくさんの花が見頃です。

ビジターセンターで情報を入手して、秋のお花見を楽しんでください。

林レンジャー

2012年10月4日木曜日

蜜泥棒

こんにちは。
小峰公園ではツリフネソウが見頃です。
杉の木広場や谷戸田など、色々な場所でたくさん咲いています。
マルハナバチやホシホウジャクなどたくさんの昆虫が集まっています。

そんななかクマバチもやってきます。




しかし、どこか様子が変です。
花の正面から、なかに潜って蜜を吸っていません。
実は、花を食い破って、外から蜜を吸っているのです。
これは「盗蜜」と呼ばれ、ツリフネソウにとっては、
花粉を運んでもらえず、迷惑な行為ですね。

かと思えば、ちゃんと正面から蜜を吸っているクマバチもいます。
おそらく、盗蜜は学習して覚えた楽な蜜の吸い方かもしれません。

ぜひ、みなさんもこんな”ちゃっかり者”をじっくり観察してみてはいかがですか?

林レンジャー


2012年9月26日水曜日

秋の鳴く虫

こんにちは。
今、小峰では秋の鳴く虫が盛んに鳴いています。
様々な種類の虫の鳴く声を聞くことができます。


ヒメギスです。冒険広場で見つけました。
羽を震わせて音(鳴き声)を出していました。
鳴き声を辿って探すのですが、なかなか難しいものです。

ビジターセンターでは今、秋の鳴く虫をテーマにした展示を実施しています。



アクリルで囲った箱のなかに、本物の野草を生けて、草地を作ったのです!
その中にはたくさんの秋の鳴く虫が見られます。





ササキリを発見しました。
シリリリ・・・と鳴いていました。
他にもたくさんの虫が中にいます。

さあ、みなさんは何種類見つけられるでしょうか。

その他にも、1種類ずつ虫カゴで飼っているのも展示しています。
なぜ鳴くのか、どうやって鳴くのか、もわかる展示になっています。
ぜひ、見に来てくださいね。

林レンジャー

2012年9月19日水曜日

続々開花

こんにちは。
だいぶ、秋めいてきた今日この頃。
小峰では秋の花が続々開花していますよ。




ツリフネソウです。スギの木広場をはじめ、あちことで咲いています。
帆掛け舟を吊り下げているような形が名前の由来になっているように、
とても面白い形をしています。



ヒガンバナです。スギの木広場で咲いています。
まだ、つぼみもたくさんあるので見頃までもう少しですね。

そして大人気のこちらの花。




ステゴビルです。
これはニラの仲間で、昔、これは食べられないから捨てていた事から
捨て子蒜(すてごびる)と名前がついたそうです。
しかし、現代では、「ステゴビルは咲いた?」
などのお問い合せが多く、人気者の花です。
今年はまだ一株のみの確認です。
スギの木広場で咲いているのですが、
とてもわかりにくい場所で咲いています。
秋のお花見の前には、ぜひ小峰ビジターセンターにて
開花情報を聞いてみてくださいね。

林レンジャー

2012年9月15日土曜日

ナンバンギセル

こんにちは。
今年もナンバンギセルが咲き始めました。





形が外国のキセルに似ていることから名前がつきました。
ススキやミョウガに寄生して養分を吸いながら成長します。
”寄生”と聞くと、おぞましいイメージがありますが、
ナンバンギセルの姿はとても可愛らしく、ファンの方も多いですね。

どこにあるかというと、、実はビジターセンターの玄関付近にあります。
ススキがありますので、根本を注意して探してみてくださいね。



見つからなかったら、気軽にビジターセンターのスタッフに声をかけてください。

林レンジャー


2012年9月9日日曜日

モズの高鳴き

こんにちは。
日中の日差しにはまだ”夏”が残っていますが、
朝夕の涼しさと、時折吹く涼しい風が”秋の到来”を感じます。
そしてここ最近、強く秋の到来を感じる事が始まりました。

それは「モズの高鳴き」です。




大きな声で「キイーキイキイキイ」と、見晴しのいいところで鳴きます。
モズは、秋になり、食べ物を確保するため、
オスもメスも自分のなわばりを作ります。
そのなわばりを主張するための鳴き声なのです。

この声を聞くと秋がきたなあ、としみじみ感じます。

林レンジャー

2012年9月4日火曜日

美しい昆虫

こんにちは。
今日は「美しい昆虫」の代表選手と出会いました。




ハンミョウです。とても色鮮やかで美しい光沢を持った昆虫です。
山道などで出会い、近づくと、少しだけ逃げて、振り返り、また、近づくと逃げる・・・
まるで、山道を先導してくれているような様から、「ミチオシエ」という別名もあります。

今日も、そんなに逃げることもなく、逆にハンミョウから近づいて足元まで来ました。
静かに見ていれば、ずっと観察できそうです。

これだけ、綺麗な昆虫なら、虫が嫌い!という人も見入ってしまうでしょう。
しかし、なぜ、こんな色、模様をしているのでしょうねぇ。。

林レンジャー

2012年8月28日火曜日

秋の花 ~9月2日(日)里山ミニ教室のお知らせ~

こんにちは。
8月も少しで終わりなのですが、
暑い日が続いて、夏が終わる気配が感じられませんね。。

しかし、小峰の自然は秋の訪れを知らせてくています。

オミナエシ


クズ


オミナエシ、クズはふたつとも、秋の七草のひとつです。
その他、七草のひとつ「はぎ」であるヤマハギもたくさん咲いています。
秋の花の代表選手が見頃をむかえています。
また、秋の鳴く虫、キリギリス、コオロギなども鳴きはじめています。
小峰の自然は少しづつ、秋の香りが漂い始めています。
そんな小峰の初秋を紹介するガイドウォークが今度の日曜日に開催されますよ。


9月2日(日)に里山ミニ教室
http://komine-park.sakura.ne.jp/mini_class.html

毎月第一日曜日に開催している自然教室です。
事前申込みの必要はなく、その日に受付をして参加することができます。

・ガイドウォーク「フンワリ香る 秋の森歩き」
11:00~12:00   (受付は10:30から)

・クラフト「間伐材でつくろう昔のおもちゃ スギ枝鉄砲とキジ笛づくり」
13:30~15:00   (受付は13:00から)


ガイドウォークだけでなく、午後はクラフトもあり、こんなのを作ります。



2連続発射もできるし、鉄砲の長さを調節して、強弱も変えられるスグレモノです。
その他、キジの鳴き声がでるキジ笛もつくります。
(刃物を使いますので、小学校高学年以上が対象になります。)


内容盛りだくさんですが、気軽に参加できます。
夏休みが終わっても遊び足りない、
とお子さんが嘆いているようでしたら、ぜひ!小峰公園へ。


※冒頭のオミナエシやクズは当日のプログラムの内容によっては見られない場合もあります。ご了承ください。


林レンジャー


2012年8月26日日曜日

夏の夜のヨルイチ

こんにちは。
昨日もこのブログでご紹介しましたが、昨日今日と、小峰公園の周りでは地元のお祭りのお囃子でにぎやかです。
また、昨日は武蔵五日市駅からのびる檜原街道沿いで「ヨルイチ」が開催されました。

五日市という地名は、この地で古くから市が開かれていたことに由来します。
この名は古く、戦国時代末までさかのぼることができるそうです。その名の通り毎月5のつく日に市が開かれていたそうで、江戸時代にはとても栄えた市でした。

そこでかつての市の賑わいを復活させようと始まったのがこの「ヨルイチ」で、8月の一夜限り行なわれます。
街道沿いの商店などに赤い幕がはられ、店先では食べ物や小物などが売られています。道行く人は提灯片手に浴衣姿。道路には人力車が走ります。ジャズの演奏や、上映会なども行なわれ、訪れた人たちを楽しませていました。

近くで働いていても普段はなかなかじっくり見てまわる機会が少ない五日市の街ですが、ヨルイチをきっかけに、あらためて五日市の街に出会えたような気がしました。



村上レンジャー

2012年8月25日土曜日

夏から秋へ

こんにちは。
今日、小峰公園のある、あきる野市留原ではお祭りが開催されています。



ビジターセンターのすぐ裏にある八坂神社の入り口には、
こんな素敵なのぼりが立てられています。
留原地区内では神輿や山車、お囃子の演奏などで賑わっています。


そんな中、小峰では稲の花が咲きました。




稲穂を見たことはあっても、花を見た、という人は少ないのではないでしょうか。
地味ですが、なかなかレアな花、といっても過言ではないでしょう。
花びらはなく、おしべが穂から飛びだしています。
昆虫などを利用して、花粉を媒介したりしないので、
昆虫を惹きつける花びらをつける必要がないのですね。
おしべが飛び出せば、めしべについて受粉が完了する、という仕組みになっています。
花期は短いですので、ぜひお見逃しのないように。

そんな田んぼにはこんな生き物が増えてきました。



イナゴです。
田んぼに近づくとたくさんのイナゴが飛び立ちます。
たくさんのイナゴを見て、秋が近づいているな、
とカンカン照りの青空の下に思いました。

林レンジャー

2012年8月21日火曜日

トロロアオイ見ごろです

こんにちは。残暑厳しいこのごろですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
小峰公園のある 東京あきる野市の西側では、日中は痛いほどの日差しですが、朝晩はだいぶ涼しく感じられるようになってきました。夜は薄着では寒く感じられることも。朝園内を歩くと、朝露が足元をしっとりと濡らします。

さてそんな小峰公園のふれあい広場では今、トロロアオイの花が見ごろです。

このトロロアオイはもともとは中国原産の植物です。
根をすりつぶしたもは粘度が高く、これを和紙を漉くときのつなぎとして使います。
江戸時代に、この辺りでさかんに作られていた「軍道紙」の原料として使われていました。
コウゾなどの木の繊維に、トロロアオイの「ねり」(根をすりつぶしてとった粘液)をまぜて和紙を作っていたそうです。山村の農作業の合間に行なわれていた仕事でした。
 この「軍道紙」は、現在では東京都の無形文化財に指定されています。

小峰公園のトロロアオイは、あきる野市内にあるあきる野ふるさと工房(あきる野市乙津)の「軍道紙の家」さんから苗をいただき育てているものです。この工房では、軍道紙の紙漉きを体験することができますよ。興味のある方は是非足を運んでみてください。

オクラの花に似ているため、ハナオクラとも呼ばれるこの花、花を食用にすることもあるとか。
一日花なので市場には出回らないそうですが、食べるために植える人もいるそうですよ。
はかない一日花、なるべく午前中にいらっしゃると綺麗な花が見られます。


村上レンジャー

2012年8月19日日曜日

トゲグモ

こんにちは。
まだまだ、暑い日が続きますね。
今日の小峰公園です。いかにも「夏」の風景です。




都市部と比べて少し涼しいとは思いますが、熱中症対策は欠かせません。
そんななか、帽子を被って、飲料水も携帯して、今日も園内を歩きました。

ちょっと珍しい、こんなクモと出会いました。




トゲグモです。硬いトゲを持っています。
白黒のモノトーンカラーに6本のトゲ。
とってもカッコいいクモですね。
なんのためのトゲなのか、、
飲み込むと、ノドに引っかかる植物の種のマネをしている、という説もあるようです。

小峰公園で、時々見かけますので、
クモでも嫌がらず、注意して見ると面白いクモを発見できるかも!

林レンジャー

2012年8月11日土曜日

秋の気配・・?

こんにちは。
まだまだ、夏真っ盛りですが、暦では立秋を過ぎたようです。
小峰では、「秋」と名のつく花が咲いています。



アキノタムラソウです。
里山の雑木林に、たくさん見られる草花です。
小峰でも最初に見られる秋の花。
数日後には秋の七草オミナエシやクズが咲いて、
森のなかも秋の気配が漂い始めるでしょう。
森のなかで暑気払いなどいかがですか。


おまけですが、雨が降って、こんなお客様が、、(苦手な方もいるかもしれませんが、、)




あまりの大きさに、傘もささずに写真をとってしまい、ずぶ濡れです。。
どのぐらい大きさかというと、、大人(男性)の拳2個分くらい。
また、1リットルのペットボトルの大きさ、といったところでしょうか。
雨の森も、色々な出会いがあって楽しいものです。


林レンジャー

2012年8月4日土曜日

明日は里山ミニ教室!

こんにちは。
そうです。明日は里山ミニ教室です!
暑い日が続き、昆虫が活発に動きだしています。
明日のガイドウォークは昆虫をテーマにして歩きます。
様々な昆虫を観察しながら、レンジャーが解説します。
運が良ければ、こんなカブトムシも見れるかも~
明日は林レンジャーが担当します。


そして、午後のクラフトは、アイの葉っぱを使って叩き染めをします。
葉っぱでこんなに色が出るの?!と驚くこと間違いなしです。
作品例はこちら。



どうぞ、素敵な作品を作って下さい!
クラフトの担当は村上レンジャーです。


毎月第一日曜日に開催している里山ミニ教室は、
午前、午後の二部構成になっています。
午前は11時から1時間のガイドウォーク。
午後は13時半から1時間半のクラフト。
各回開始30分前から受付します。
料金は無料です。

皆さまのご参加お待ちしています!

林レンジャー