小峰ビジターセンターでは、年間を通して一連の稲作を体験し、
”つくって食べる”よろこびを味わうプログラム「谷戸田の稲作」を
小峰公園内の谷戸田にて行っています。
今回は、5月21日(日)に行われた「第2回 代かき」の
様子をご紹介します。
当日は、夏の訪れを感じさせるような気温となりましたが、
暑さに負けずに田んぼの土づくりに励みました。
田んぼで代かきをする前に、第1回の時にまいた種もみが、
約1ヶ月の間でどのように変化したのかを観察しました。
種もみは、すくすくと成長し、10cmほどの苗になっていました。
その苗に、さらに大きくなってね!と、願いをこめて水をたっぷりあげます。
いよいよ、谷戸田での作業となります。
田んぼの中をみんなで歩き回ることで、土がどろどろになります。
そうすると、お米の苗が根を張りやすくなるだけでなく、
雑草が生えにくくなるのです。
歩いて田んぼの泥をかき混ぜた後は、
「トンボ」を使って平らに均します。
参加者の皆さんからは
「意外と重くて疲れるね。」
などの声があがり、
田んぼの土づくりの大変さに驚いていたようです。
最後は、「馬鍬(ばくわ)」という馬を使って田んぼを均す道具を紹介し、
馬鍬を模したトレーを使った方法で、
家族対抗リレーを行い、代かきを行いました。
参加者、ボランティア、レンジャーの全員で楽しみながらも、
一所懸命に作業をしたおかげで
田んぼの土が平らになりました!
これで、田植えに向けての準備は無事に終了です。
次回は、6月中旬に「田植え」を行います。
(梅垣レンジャー)