2017年6月2日金曜日

谷戸田の稲作(2)「代かき」


小峰ビジターセンターでは、年間を通して一連の稲作を体験し、

”つくって食べる”よろこびを味わうプログラム「谷戸田の稲作」を

小峰公園内の谷戸田にて行っています。


今回は、5月21日(日)に行われた「第2回 代かき」の

様子をご紹介します。


当日は、夏の訪れを感じさせるような気温となりましたが、

暑さに負けずに田んぼの土づくりに励みました。


田んぼで代かきをする前に、第1回の時にまいた種もみが、

約1ヶ月の間でどのように変化したのかを観察しました。

種もみは、すくすくと成長し、10cmほどの苗になっていました。

その苗に、さらに大きくなってね!と、願いをこめて水をたっぷりあげます。





いよいよ、谷戸田での作業となります。





足から伝わる泥の感触や周りの気配を五感で感じながら歩きました。

田んぼの中をみんなで歩き回ることで、土がどろどろになります。

そうすると、お米の苗が根を張りやすくなるだけでなく、

雑草が生えにくくなるのです。


歩いて田んぼの泥をかき混ぜた後は、

「トンボ」を使って平らに均します。




参加者の皆さんからは

「意外と重くて疲れるね。」

などの声があがり、

田んぼの土づくりの大変さに驚いていたようです。




最後は、「馬鍬(ばくわ)」という馬を使って田んぼを均す道具を紹介し、

馬鍬を模したトレーを使った方法で、

家族対抗リレーを行い、代かきを行いました。





参加者、ボランティア、レンジャーの全員で楽しみながらも、

一所懸命に作業をしたおかげで

田んぼの土が平らになりました!

これで、田植えに向けての準備は無事に終了です。


次回は、6月中旬に「田植え」を行います。


(梅垣レンジャー)