2015年2月17日火曜日

タカはタカでも…

多く野鳥が飛来する冬の里山…
野鳥観察を目的に来園される方も、多く見受けられます。



















今年、特に多く飛来しているのが、この「カシラダカ」です!
「~タカ」という名前から、ついつい猛禽類を想像してしまいがち
ですが、このカシラダカはホオジロの仲間(科)です。
頭がトサカのように逆立っていることから、「頭高」という名前が
ついています。


















普段は、数十羽の群れとなって行動していますが、谷戸田の
周辺で、群れを離れて数羽で行動するカシラダカをみることも
あります。

草を刈った跡をうろうろして、何かを熱心に探しているようです…


















ひょこっと顔を出したカシラダカのクチバシには小さな木の実が…
一生懸命、餌を探していたんですね!
一見地味にも思える茶色と白色の体色が、枯れた草の色にとけこ
み見事な保護色となっています。

そういえば、ふれあい広場の草を刈った跡にも、たくさんのカシラ
ダカが来ていたような…
里山において、ごく普通に行われてきた「草刈り」という作業が、
植物以外の生きものにも恩恵を与えているのでは…?

そのようなことを感じることができた一日でした。

畑田レンジャー